I was in 4chan a few days ago on a DMC1 thread and some people were mentioning that Dante had no character in the game, he only had around 5 minutes of cutscenes and less than that of dialogue, and I told them that he does, in fact, have a character but it's not in the game, not with so little screen time, it's in there in some written materials. For example, and I don't think I've ever mentioned this here, but it seems that Dante liked to read adventure books as a kid since he gets excited and compares Griffon to the Roc bird from the Arabian Nights and talks about that book.
After that I posted a pic of the text I got that from and a transcript that took me forever to make from that image. You'd think being 2019, aka, the future, OCR, even for Japanese, would be more exact, but I had to do A LOT of corrections on my own, and that took forever. Anyway, I have a lot similar material I've transcribed from Japanese DMC1 material and I might as well share it here, even if no one is going to see it because this section of the forum is dead and I am all but talking to myself here. Anyway, I'm posting it here because posting it on 4chan is anonymous and screw that, I want the credit for the hard work I did.
I mentioned this there, too, but the reason I have so much transcribed and set up is because I was going to make a very detailed and informative playthrough. Actually, I was going to make the ultimate playthrough. I graphics planed, I tracked down fonts, transcribed text, looked into translators, planed out the layout, read a lot on the subject matter. Unfortunately, it all started falling apart and my plans fell to the wayside. Still, might as well share what I have and vent a bit while I'm at it.
This stuff here is from this one book, a Japanese guide book, デビルメイクライ解体真書, which is a bit of a hard name to translate, something to the effect of deconstruction book. In it there are detailed maps, item description, distance of jump comparisons, tips I've never seen before, S rank requirements for each stage, 3D diagrams of rooms, enemy guides and, the thing I'm putting here, a small section for every enemy called Dante's comments where Dante gives small insights into every enemy.
I'll put the transcript and the image if any of you want to verify, translate or correct the text you are welcome to. I might not put the images up first, they're pretty huge files since I scanned at 600dpi to get the best quality for image to text recognition.
Anyway, let's start. These are going to be pretty long batches of text:
魔界と人間界の間にある次元の壁は、言ってみれば大ざっぱな網みたいなもんだ。
高等な悪魔どもはその力が災いして、よほどの好条件がそろわないとこっちの世界
に出てくることができないが、低級な魔物ならこの網の目をくぐれるってワケだ。だ
が、そうなると今度は力が弱すぎて、こっちじゃ肉体の維持さえできないザコも出て
くる。そんな情けないヤツらが、等身大の操り人形を魔力の受け迎にして活動して
やがるのがこのマリオネットどもだ。悪魔狩人としちゃあ相手にする弾丸ももった
いない下っ端中の下っ端で、ちょっと手荒くあつかってやればすぐにブッ壊れちま
う。ただし銃を使うなど、頭の固い悪魔どもにしては時代に合わせる柔軟性もある
みたいだな。最前線に立つ者は工夫するってことか。
マリオネットと同じく、実体化できない下っ端悪魔が人形っていう“器”を依り代に
人間界を動きまわっている魔界の尖兵だ。ちがいはと言えば、この操り人形の着てい
る服が人間の血で真っ赤に染められていることぐらいだが、じつのところ血ってのは
思いもよらない力を秘めている。とくに恨みを残したり、最期の瞬間まで生に執着し
て息絶えた人間の血液は、一種の呪いに近いレベルの魔力を生むことがあり、こいつ
らはそれを利用して自分の力を何倍にも強めてやがるのさ。犠牲者の血がさらに悪
魔を強くするなんて胸クソの悪い話だが、実際にこの血染めの服はもろい人形の身
体を魔術的にコートして、耐久力を飛躍的に高めちまってる。徹底的に壊してやらな
きゃ、死人も浮かばれないだろう。
こいつも人形を媒介にしなけりゃ人間界で活動できない類の悪魔だが、格で言う
ならマリオネットどもよりもずいぶんと上等な連中になるようだ。“器”にしている
の も人間が作ったものじゃなぐ悪魔みずからの手による特別製の人形で、たしかに人
よりも化け物に似せた悪趣味な外見をしていやがる。乗り移っている悪魔は炎を操
る術が得意らしく、燃え盛る車輪のような武器を使い、対処に手間取るとこちらの動
きを読んで強烈な火炎を口から放射してくる。マリオネットどもを統率する役割も果
たす、なめてかかると大火傷しかねない魔界の前線指揮官だ。とはいえ、しょせん作
り物の身体では、本物の魔族の肉体が持つタフさには及ぶべくちない。実体化でき
ないのは俺にとっちゃ幸運だったかもな。
面ってものは、本当の顔を隠すだけのものじやない。喜怒哀楽の感情を写し取った
仮面は、かぶるだけで役者にその役柄を与えることになる。たとえばそれが恐ろし
げな役なら、観客の1布れ”という強い思念は、恐怖を記号的に表す仮面に集中する
わけだ。そうして長いあいだ、人の念を浴びつづけた面は、じつは悪魔どもにとって
格好の依り代になっちまう。“罪”の名を持つこの魔族は、やはり物質の媒介なしには
人間界に出てこられない低級なヤツらだが、マリオネットとはちがって霊体を半実体
化させ、武器となる大バサミや物理攻撃の通用しないマント状の身体を造り岀すこ
とができる。ただ、仮面に蓄積された思念が魔力を増大しているってことは、こいつ
らの弱点は考えるまでもないんだけどな。
"罪"と呼ばれる魔族の、 少しだけ高等な部類に入る連中だ。 とこちらはハサミじゃな
く、 古来人間が死神のイメージとして捉えてきた、 命を刈り取る記大なカマ(サイ 人導
を武器として実体化させている。 こいつらも仮面を破壊してやればこっちの世界にと
どまることはできなくなるんだが、 シザーズにくらべてちょっとばかり厄介だ。 容体
化の魔力が強いためか大ガマを手から放して飛ばすこともできるし、 周囲に漂つ引し
き想念を集めて力を増強する能力まで備えていやがる。つかがず離れず飛びまわつて
多彩な攻撃を仕掛けてくる、 対剣士の戦法を詩知した古強者どもだ。 だが、 憶しいこ
とにこいつらは、 銃のない時代しか知らなかったらしい。 それだけじゃとても現代に
は生き残れないって、 骨身にしみるまで教えてやらなくちゃな。
あんたらは骨から何を想像する?それもスペアリブにくっついてるちっぽけな骨
じゃなく、頭ガイコツだぜ? そうなるとやっぱり、思い浮かべるのは“死”のイメー
ジだよな。大抵の人間は死ぬのが怖い。だからそれを想像させる頭の骨なんか見ち
まうと、気にしないでいようとしても無意識に過剰な恐怖を抱いちまう。そんな念が
蓄積しつづければ、そのうち仮面よりも強力な“器”ができあがるって寸法だ。古い牛
の頭ガイコツを媒介に活動するこいつらは、基本的にはシンどもと同じ系統の魔族
ながら、そうした理由ではるかに強い魔力を備えている。やはり顔にあたる頭ガイコ
ツが弱点になるワケだが、この魔力で保護されているのか拳銃弾の効きがすこぶる
悪い。鍛えた脚力と剣技の見せどころだな。
俺が知るかぎり、 仮面や骨を依り代にして人間界に現れるヤツらのなかでは、 もっ
とも高い地位にあるらしい手強い悪魔だ。 骨の頭部に揺らめくマント、 そして手にす
るのは大ガマと、 これで使われているのが牛じゃなく人間の骨だったら、 死神の姿そ
のものになる外見をしていやがる。 もっとも、 悪魔どもは人間が文明を持つずっと前
から存在するヤツらだから、 案外大苦に現れて暴れまわったこいつの姿をもとに、 あ
の死神のイメージができあがったのかもしれないな。 操る魔力もこの系統の魔族と
しては段ちがいの強さで、 大気の精霊を従わせて小規模な竜巻を生み出すこともで
きる。 これに巻きこまれて空中に放り上げられただけでも、 ふつうの人間なら致命
傷になるだろう。 まあ、 悪魔狩人にはそよ風みたいなもので。
近ごろじゃああまり聞かないが、"サルガッソー" って響きは耳にしたことがあるだ
ろう? もともとはアフリカ大陸の西に広がる南北 1500キロ、 東西は5O00キロ
にも及上広大な海域の名前で、 計器や通信技術が発達していない時代には航海の難
所として知られていた場所だ。 なんでもその一帯は海藻が漂着して上繁茂する「藻の海]
で、うかつに乗り入れた船はこの大海藻にからめ取られて二度と抜け出せなくなるら
しい。その船の墓場と同じ名で呼ばれるこの魔族は、 海と魔界の狭間を行き来する
低級な連中で、 近くに生命の波動を感じると反射的に実体化して食らいついてくる。
知能も低く耐久力もないまさにザコだが、 こいつらがサルガッソーの宰難にひと役
買っていたとすると、 どうにもゾッとしない話だな。
このやたらと多い子グモどもも、 何百年------あるいは千年以上を生き延びれば、強
大な悪魔へと成長をとげることになるだろう。 少なくとも実体として人間界に出し
こられるだけでも、 物質源依型のものたちよりは高等な部類に入るからだ。 ただし、
魔界の生存競争はあまりにも厳しく、 地位の高い魔族の血筋でめろうと、 力のない者
は容赦なく生命を率われていく。この子グモか十分に育つ確率は、 おそらく数万匹に
1匹ってところだろう。ま、そうじゃなきゃ俺も身が持たないけどな。
暗がりでヤバい気配を感じたなら、 きっと気のせいなんかじゃないぜ。 あんたが悪魔
狩人じゃないなら、 振り返ったりしないで一目散に逃げるのをオススメする。 なぜなら
この生きている影みたいな悪魔は、 大昔から戦いのなかで力と経験を蓋えてきた、 ふ
つうの人間じゃ太刀打ちできない戦闘機械のようなヤツだからだ。 本体でめあるコアを
実体ある影で包み、 強力な呪文でくくって、 俊欠なヒョウの姿をベースに自在に形態を
変化させてくる。 かつて剣士との死闘で対処能力を身につけたのか、この影のボディに
斬りつけちまうと、 魔力を凝固させた矢を正確に撃ち返してきやがる。 こいつの記憎に
はない銃でダメージを与えて本体を露出させるのが有効な手だが、 不用意な銃撃じゃ
あ弾丸さえ避けやがるんだ!
ベルゼバブとは悪魔学でいうところの、 神に反逆した罪で天界から追放された堕
天使であり、 地獄でもっとも有力な魔王のひとりと言われる大悪魔を指す。 巨大な人
エの姿を取ることもあるとされ、 ハエの宰相として知られる大物中の大物だ。 もちろ
ん、こんなチンケなハエの化け物どもがその魔王であるはずもなく、 単にハエを媒介
にして活動することから便宜上そう呼んでいるだけに過ぎない。 とはいえ油断は禁
物だ。 魔力で巨大化した醜悪な身体は、 もとがハエだけにうるさいほど機敏に飛び
まわり、 ウジに似た霊気を浴びせられて飛び道具を封じられると少々手こずることに
なりかねない。 とくに、 飛ばずに地を這う緑色の大型種は、 共食いのように仲間の魔
力を喰らってパワーアップするタチの悪いヤツだ。
岩や土塊を依り代にして、 巨大なクモの姿を取って現れる悪魔だ。"一つ目巨人"の
呼び名のとおり、 バカでかい目玉がひとつだけ顕部にくっついていて、 魔夫の住人に
ふさわしい不気味さをかもし出していやがる。 使う魔力の系続も土や岩を操る類の
もので、 そこいらにある土を見さかいなく食い散らかしては、 体内で岩の塊に固め直
して凄まじい勢いで撃ち出してくる。 岩石でできたボディは外見にたがわず便く、 斬
れないことはないにしても、 俺の腕がシビれちまうくらいには頑丈だ。 さらにはこの
クソ重たい図体を空高くジャンプさせる脚力まで備わっていて、うかうかしてるとブプ
レス機にかけられたスクラップみたいにツブされちまう。 こいつら、 吐き出す岩で同
士討おまでしちまうんだから、 あきれるほかないぜ。
魔帝つってヤツはどうも、 自分が創造主かが何かのようにカンちがいしてやがるようだ。
と言うのも、 この爬虫類がうっかり進化しちまったようなトカゲ人間どもは、 どうやら
地上世界を制圧する戦力として、 魔帝がわざわざ造り出した魔界兵であるらしい。 たし
かに、 俺をうならせるような腕の立つ悪魔のほとんどが人間界に出てこられない状況
では` たいした魔力もないかゎりに、 こっちの環境に適合した肉体を持つ魔族を産み出
したほうがずっと手っ取り早いんだろう。 イカレた創造主にそのようにデザインされ
たブレイドどもは、 並はずれた体力と与えられた防具を駆使して、 生半可な攻撃は跳ね
返しながら力まかせに迫ってくる。 魔帝の都合で殺戮のためだけに造られた、 感情すら
持たない哀れな連中だ。
After that I posted a pic of the text I got that from and a transcript that took me forever to make from that image. You'd think being 2019, aka, the future, OCR, even for Japanese, would be more exact, but I had to do A LOT of corrections on my own, and that took forever. Anyway, I have a lot similar material I've transcribed from Japanese DMC1 material and I might as well share it here, even if no one is going to see it because this section of the forum is dead and I am all but talking to myself here. Anyway, I'm posting it here because posting it on 4chan is anonymous and screw that, I want the credit for the hard work I did.
I mentioned this there, too, but the reason I have so much transcribed and set up is because I was going to make a very detailed and informative playthrough. Actually, I was going to make the ultimate playthrough. I graphics planed, I tracked down fonts, transcribed text, looked into translators, planed out the layout, read a lot on the subject matter. Unfortunately, it all started falling apart and my plans fell to the wayside. Still, might as well share what I have and vent a bit while I'm at it.
This stuff here is from this one book, a Japanese guide book, デビルメイクライ解体真書, which is a bit of a hard name to translate, something to the effect of deconstruction book. In it there are detailed maps, item description, distance of jump comparisons, tips I've never seen before, S rank requirements for each stage, 3D diagrams of rooms, enemy guides and, the thing I'm putting here, a small section for every enemy called Dante's comments where Dante gives small insights into every enemy.
I'll put the transcript and the image if any of you want to verify, translate or correct the text you are welcome to. I might not put the images up first, they're pretty huge files since I scanned at 600dpi to get the best quality for image to text recognition.
Anyway, let's start. These are going to be pretty long batches of text:
You must be registered for see links
魔界と人間界の間にある次元の壁は、言ってみれば大ざっぱな網みたいなもんだ。
高等な悪魔どもはその力が災いして、よほどの好条件がそろわないとこっちの世界
に出てくることができないが、低級な魔物ならこの網の目をくぐれるってワケだ。だ
が、そうなると今度は力が弱すぎて、こっちじゃ肉体の維持さえできないザコも出て
くる。そんな情けないヤツらが、等身大の操り人形を魔力の受け迎にして活動して
やがるのがこのマリオネットどもだ。悪魔狩人としちゃあ相手にする弾丸ももった
いない下っ端中の下っ端で、ちょっと手荒くあつかってやればすぐにブッ壊れちま
う。ただし銃を使うなど、頭の固い悪魔どもにしては時代に合わせる柔軟性もある
みたいだな。最前線に立つ者は工夫するってことか。
You must be registered for see links
マリオネットと同じく、実体化できない下っ端悪魔が人形っていう“器”を依り代に
人間界を動きまわっている魔界の尖兵だ。ちがいはと言えば、この操り人形の着てい
る服が人間の血で真っ赤に染められていることぐらいだが、じつのところ血ってのは
思いもよらない力を秘めている。とくに恨みを残したり、最期の瞬間まで生に執着し
て息絶えた人間の血液は、一種の呪いに近いレベルの魔力を生むことがあり、こいつ
らはそれを利用して自分の力を何倍にも強めてやがるのさ。犠牲者の血がさらに悪
魔を強くするなんて胸クソの悪い話だが、実際にこの血染めの服はもろい人形の身
体を魔術的にコートして、耐久力を飛躍的に高めちまってる。徹底的に壊してやらな
きゃ、死人も浮かばれないだろう。
You must be registered for see links
こいつも人形を媒介にしなけりゃ人間界で活動できない類の悪魔だが、格で言う
ならマリオネットどもよりもずいぶんと上等な連中になるようだ。“器”にしている
の も人間が作ったものじゃなぐ悪魔みずからの手による特別製の人形で、たしかに人
よりも化け物に似せた悪趣味な外見をしていやがる。乗り移っている悪魔は炎を操
る術が得意らしく、燃え盛る車輪のような武器を使い、対処に手間取るとこちらの動
きを読んで強烈な火炎を口から放射してくる。マリオネットどもを統率する役割も果
たす、なめてかかると大火傷しかねない魔界の前線指揮官だ。とはいえ、しょせん作
り物の身体では、本物の魔族の肉体が持つタフさには及ぶべくちない。実体化でき
ないのは俺にとっちゃ幸運だったかもな。
You must be registered for see links
面ってものは、本当の顔を隠すだけのものじやない。喜怒哀楽の感情を写し取った
仮面は、かぶるだけで役者にその役柄を与えることになる。たとえばそれが恐ろし
げな役なら、観客の1布れ”という強い思念は、恐怖を記号的に表す仮面に集中する
わけだ。そうして長いあいだ、人の念を浴びつづけた面は、じつは悪魔どもにとって
格好の依り代になっちまう。“罪”の名を持つこの魔族は、やはり物質の媒介なしには
人間界に出てこられない低級なヤツらだが、マリオネットとはちがって霊体を半実体
化させ、武器となる大バサミや物理攻撃の通用しないマント状の身体を造り岀すこ
とができる。ただ、仮面に蓄積された思念が魔力を増大しているってことは、こいつ
らの弱点は考えるまでもないんだけどな。
You must be registered for see links
"罪"と呼ばれる魔族の、 少しだけ高等な部類に入る連中だ。 とこちらはハサミじゃな
く、 古来人間が死神のイメージとして捉えてきた、 命を刈り取る記大なカマ(サイ 人導
を武器として実体化させている。 こいつらも仮面を破壊してやればこっちの世界にと
どまることはできなくなるんだが、 シザーズにくらべてちょっとばかり厄介だ。 容体
化の魔力が強いためか大ガマを手から放して飛ばすこともできるし、 周囲に漂つ引し
き想念を集めて力を増強する能力まで備えていやがる。つかがず離れず飛びまわつて
多彩な攻撃を仕掛けてくる、 対剣士の戦法を詩知した古強者どもだ。 だが、 憶しいこ
とにこいつらは、 銃のない時代しか知らなかったらしい。 それだけじゃとても現代に
は生き残れないって、 骨身にしみるまで教えてやらなくちゃな。
You must be registered for see links
あんたらは骨から何を想像する?それもスペアリブにくっついてるちっぽけな骨
じゃなく、頭ガイコツだぜ? そうなるとやっぱり、思い浮かべるのは“死”のイメー
ジだよな。大抵の人間は死ぬのが怖い。だからそれを想像させる頭の骨なんか見ち
まうと、気にしないでいようとしても無意識に過剰な恐怖を抱いちまう。そんな念が
蓄積しつづければ、そのうち仮面よりも強力な“器”ができあがるって寸法だ。古い牛
の頭ガイコツを媒介に活動するこいつらは、基本的にはシンどもと同じ系統の魔族
ながら、そうした理由ではるかに強い魔力を備えている。やはり顔にあたる頭ガイコ
ツが弱点になるワケだが、この魔力で保護されているのか拳銃弾の効きがすこぶる
悪い。鍛えた脚力と剣技の見せどころだな。
You must be registered for see links
俺が知るかぎり、 仮面や骨を依り代にして人間界に現れるヤツらのなかでは、 もっ
とも高い地位にあるらしい手強い悪魔だ。 骨の頭部に揺らめくマント、 そして手にす
るのは大ガマと、 これで使われているのが牛じゃなく人間の骨だったら、 死神の姿そ
のものになる外見をしていやがる。 もっとも、 悪魔どもは人間が文明を持つずっと前
から存在するヤツらだから、 案外大苦に現れて暴れまわったこいつの姿をもとに、 あ
の死神のイメージができあがったのかもしれないな。 操る魔力もこの系統の魔族と
しては段ちがいの強さで、 大気の精霊を従わせて小規模な竜巻を生み出すこともで
きる。 これに巻きこまれて空中に放り上げられただけでも、 ふつうの人間なら致命
傷になるだろう。 まあ、 悪魔狩人にはそよ風みたいなもので。
You must be registered for see links
近ごろじゃああまり聞かないが、"サルガッソー" って響きは耳にしたことがあるだ
ろう? もともとはアフリカ大陸の西に広がる南北 1500キロ、 東西は5O00キロ
にも及上広大な海域の名前で、 計器や通信技術が発達していない時代には航海の難
所として知られていた場所だ。 なんでもその一帯は海藻が漂着して上繁茂する「藻の海]
で、うかつに乗り入れた船はこの大海藻にからめ取られて二度と抜け出せなくなるら
しい。その船の墓場と同じ名で呼ばれるこの魔族は、 海と魔界の狭間を行き来する
低級な連中で、 近くに生命の波動を感じると反射的に実体化して食らいついてくる。
知能も低く耐久力もないまさにザコだが、 こいつらがサルガッソーの宰難にひと役
買っていたとすると、 どうにもゾッとしない話だな。
You must be registered for see links
このやたらと多い子グモどもも、 何百年------あるいは千年以上を生き延びれば、強
大な悪魔へと成長をとげることになるだろう。 少なくとも実体として人間界に出し
こられるだけでも、 物質源依型のものたちよりは高等な部類に入るからだ。 ただし、
魔界の生存競争はあまりにも厳しく、 地位の高い魔族の血筋でめろうと、 力のない者
は容赦なく生命を率われていく。この子グモか十分に育つ確率は、 おそらく数万匹に
1匹ってところだろう。ま、そうじゃなきゃ俺も身が持たないけどな。
You must be registered for see links
暗がりでヤバい気配を感じたなら、 きっと気のせいなんかじゃないぜ。 あんたが悪魔
狩人じゃないなら、 振り返ったりしないで一目散に逃げるのをオススメする。 なぜなら
この生きている影みたいな悪魔は、 大昔から戦いのなかで力と経験を蓋えてきた、 ふ
つうの人間じゃ太刀打ちできない戦闘機械のようなヤツだからだ。 本体でめあるコアを
実体ある影で包み、 強力な呪文でくくって、 俊欠なヒョウの姿をベースに自在に形態を
変化させてくる。 かつて剣士との死闘で対処能力を身につけたのか、この影のボディに
斬りつけちまうと、 魔力を凝固させた矢を正確に撃ち返してきやがる。 こいつの記憎に
はない銃でダメージを与えて本体を露出させるのが有効な手だが、 不用意な銃撃じゃ
あ弾丸さえ避けやがるんだ!
You must be registered for see links
ベルゼバブとは悪魔学でいうところの、 神に反逆した罪で天界から追放された堕
天使であり、 地獄でもっとも有力な魔王のひとりと言われる大悪魔を指す。 巨大な人
エの姿を取ることもあるとされ、 ハエの宰相として知られる大物中の大物だ。 もちろ
ん、こんなチンケなハエの化け物どもがその魔王であるはずもなく、 単にハエを媒介
にして活動することから便宜上そう呼んでいるだけに過ぎない。 とはいえ油断は禁
物だ。 魔力で巨大化した醜悪な身体は、 もとがハエだけにうるさいほど機敏に飛び
まわり、 ウジに似た霊気を浴びせられて飛び道具を封じられると少々手こずることに
なりかねない。 とくに、 飛ばずに地を這う緑色の大型種は、 共食いのように仲間の魔
力を喰らってパワーアップするタチの悪いヤツだ。
You must be registered for see links
岩や土塊を依り代にして、 巨大なクモの姿を取って現れる悪魔だ。"一つ目巨人"の
呼び名のとおり、 バカでかい目玉がひとつだけ顕部にくっついていて、 魔夫の住人に
ふさわしい不気味さをかもし出していやがる。 使う魔力の系続も土や岩を操る類の
もので、 そこいらにある土を見さかいなく食い散らかしては、 体内で岩の塊に固め直
して凄まじい勢いで撃ち出してくる。 岩石でできたボディは外見にたがわず便く、 斬
れないことはないにしても、 俺の腕がシビれちまうくらいには頑丈だ。 さらにはこの
クソ重たい図体を空高くジャンプさせる脚力まで備わっていて、うかうかしてるとブプ
レス機にかけられたスクラップみたいにツブされちまう。 こいつら、 吐き出す岩で同
士討おまでしちまうんだから、 あきれるほかないぜ。
You must be registered for see links
魔帝つってヤツはどうも、 自分が創造主かが何かのようにカンちがいしてやがるようだ。
と言うのも、 この爬虫類がうっかり進化しちまったようなトカゲ人間どもは、 どうやら
地上世界を制圧する戦力として、 魔帝がわざわざ造り出した魔界兵であるらしい。 たし
かに、 俺をうならせるような腕の立つ悪魔のほとんどが人間界に出てこられない状況
では` たいした魔力もないかゎりに、 こっちの環境に適合した肉体を持つ魔族を産み出
したほうがずっと手っ取り早いんだろう。 イカレた創造主にそのようにデザインされ
たブレイドどもは、 並はずれた体力と与えられた防具を駆使して、 生半可な攻撃は跳ね
返しながら力まかせに迫ってくる。 魔帝の都合で殺戮のためだけに造られた、 感情すら
持たない哀れな連中だ。
Last edited: